NZ雑記ブログ

ニュージーランド在住中の学生です。NZでのお役立ち情報などを書いていきます。

【文スト】10月10日まで「Beast」全話無料公開中!文豪ストレイドッグスのIFストーリーがめっちゃ面白いので絶対読むべき!

こんにちは、小鳥遊です。

 

ヤングエースUPで、人気シリーズ「文豪ストレイドッグス」の外伝・「文豪ストレイドッグスBeast」が10月10日まで全話無料公開されます!今の機会に一気読みしましょう!めっちゃ面白いので!

 

あらすじ

「文スト」パラレルストーリーをコミカライズ!

攫われた妹を取り戻す為、『黒衣の男』に復讐を誓う芥川龍之介。しかし道半ばで餓死しそうになっていた時、彼の元に『武装探偵社』の社員を名乗る男が現れて…。大人気異能力バトルアクション「文豪ストレイドッグス」外伝を実力派作家・星河シワスが熱筆!!

引用:ヤングエースUP「文豪ストレイドッグス BEAST」より引用

web-ace.jp

 

BEAST」は実写映画化もされているようです。

www.youtube.com

 

 

 

まだ見れていませんが、近いうちにぜひ見たいと思ってます...!文ストの実写映画化とか最高過ぎないですか...絶対見ます...そのためにも頑張って貯金しよう...。いつも以上に執着して狂った芥川とか、辛口カレーを食べてる織田作とか絶対見たいので...!

 

感想

こちらは芥川龍之介を主人公とした文豪ストレイドッグスのパラレルストーリーで、各人物の細かい設定が本編と異なっており、とても面白いです。特に織田作推しにはお勧めしたいですね...!芥川が多く登場するので、芥川推しの方も同じく楽しめると思います。私の場合はもともと苦手キャラだった芥川が結構好きなキャラになりました!

 

調べていて知ったんですが、「Beast」は小説のコミカライズだったんですね...。気づきませんでした。私、こういうのって漫画も小説も読みたくなるんですよ...ただでさえ読みたいものが多くていつも貯金が底を尽きるというのに...小説も多分絶対面白いですよ...。

 

 

 

キャラのポジションの入れ替わり・主人公は芥川龍之介

特に、もともと中島敦のポジションであった「餓死寸前の主人公」が芥川に替わっているところが大きなポイントです。共通した過去を背負う彼らで、「文スト」の方では好敵手でありながらも共闘する場面が多い二人ですが、「Beast」の方では物語の中盤まで二人は出会いません。

 

ですが、芥川が主人公ポジションに据えられたことにより、もともと中島敦が経験した一連の場面に芥川が置かれることになるので、「あの時芥川ならどういう反応を示したか」というのが垣間見れて、めちゃくちゃ面白いです。

 

※簡略化のため、当記事では「文豪ストレイドッグス」を「文スト」、「文豪ストレイドッグス BEAST」を「Beast」と表記することにします。

芥川龍之介というキャラが好きになる物語

もともと私は芥川推しではないのですが、「Beast」を読んで沼りました。

「文スト」を読んだときは、個人的には芥川への印象は、

「太宰さん大好きで少々自暴自棄になりがちな少年」といった感じで、正直あまり好きではあまりせんでした。

 

特に初登場シーンなんか、「死を恐れよ殺しを恐れよ」とめちゃくちゃラスボスっぽい雰囲気を出して登場したのに太宰さんが現れて以降はなんだかそこそこ強いキャラに成り下がったような感じで、少々失望の念もありました。

太宰さんに執着するあまり敦くんの邪魔をしたり八つ当たりをしたりする辺りも、好感度が下がる理由の一つだったと思います。鏡花ちゃんの扱いもかなり最低ですし。

とにかく、「文スト」を読んだ後はあまり芥川龍之介というキャラが好きではありませんでした。

おそらく私が「文スト」の方で芥川を好きになれなかったのは、芥川というキャラが貧民街で生まれ育った孤児である、という事実をあまり理解できていなかったからじゃないかと思いました。

というのも、「文スト」の方では、芥川は幼少期に貧民街で生まれ育った孤児であるということは描かれてはいるものの、あまり印象に残る感じではないんですよね。

「文スト」の主人公はあくまで敦くんなので、芥川の幼少期については触れる程度でした。また、妹の存在もかなり後編で発覚するくらいだったので、どうしても「芥川」=「太宰さんに執着するちょっとめんどくさいキャラ」というイメージが強かったんですよね。

 

ですが「Beast」を読んだ後は、かなり芥川への好感度が上がりました。

 

もちろん、彼の性格がめっちゃ改変されているとか、そういういうことではないです。

何故こんなに芥川への好感度が上がったかというと、それはおそらく芥川の少々乱暴な性格や言動に共感できるくらい芥川龍之介というキャラがしっかり描かれたからだと思います。

例えばこの一場面。「文スト」では芥川が妹の話をすること自体あまりないのでこういった兄弟想いな芥川の一面は希少だと思います...!

入社試験後、谷崎に「妹は大事にすべきだ」と怒る芥川:「Beast」58ページより引用

具体的に言うと、「文スト」ではあまり描かれなかった芥川の貧民街での過去がもっと色濃く描かれているんです。また、妹・銀との関係や、貧民街で日々生き延びる姿などが描かれていて、芥川龍之介がただの乱暴で冷酷なキャラではないということが分かって、好感が持てました。

 

織田作推しには堪らない設定

キャラの立ち位置が変わったのは主人公の敦と芥川に限ったことではなく...!織田作もなんです...!つまりですよ、織田作生存ルートです...!

最高過ぎませんか。餓死寸前の芥川を助けるのも織田作だし、相変わらず辛口カレーが大好きみたいだし、ああもう最高じゃないですか?!

 

すみません、取り乱しました。

Beast」では、織田作は生存、武装探偵社員として働いています。そしてとある日、川縁で餓死寸前の芥川を拾い、探偵社に入社させます。

織田作推しには堪らない設定です...!誰しもが一度は考えたことのあるはずの織田作生存が「Beast」では実現されているのですよ...。

つまり平和...。「文スト わん!」でデフォルメキャラとして登場する織田作もよいんだけど、できれば過去編だけじゃなくて現在進行形の平和な世界で辛口カレーを食べて子供たちと戯れながら長く生きて欲しいんです...。

 

まとめ

長々と語ってしまいましたが、とにかく「文豪ストレイドッグス BEAST」すごくおもしろいので是非お勧めしたいです!特に今は、10月10日まで無料で全巻読めるチャンスなので、ぜひ読んでほしいです...!

 

 

 

芥川推しの方はもちろん、織田作推しの方にもおすすめな作品なので、ぜひ...!

 

小鳥遊